東海道の難所宇津ノ谷峠を無事に山越えした旅人は、岡部宿でホッとひと安心。汗をふきふき、美味しい玉露茶で乾いた口を癒しながら、素朴な地饅頭を食べた。その地饅頭の美味しいこと。お茶を飲み地饅頭をパクパクと食べていると、不思議なことに疲れた身体にみるみるうちに元気がよみがえり、上り下りの旅を続けたという。
 元気回復の地饅頭、岡部名物「茶の花まんじゅう」の由来であります。

*** 花  餅 ***

古来、祭典寺に用いられた菓子。
 新粉皮のもち菓子に紅と緑をあしらい、その姿を花とみたて神への感謝をこめた。
 紅は魔除け、緑は生命力を指し、これを食べることで無病息災、五穀豊穣、家内安全となると言われている。

立石神社祭典、若宮八幡祭典、六社神社祭典のときに町内の各菓子店で販売される。

*** 十 団 子 ***

 今は昔、宇津ノ谷にある梅林院の小福がふとしたことで人肉の味を覚えてしまい、祥白童子という鬼に変化してしまう。鬼は、旅人をつかまえては食らっていたという。
 ある日、旅僧がこの鬼と知恵くらべをして自らの手のひらに乗るほどの玉に化けさせた。そこを杖で砕くと十粒ほどの小玉になったので、僧は一口のもとに呑み込んで退治した。
 この旅僧こそ弘法大師の刻んだ地蔵菩薩の変化と伝えられる。このときの砕けた玉が十団子として伝わり、宇津ノ谷峠で厄除けとして売られたという。
 東海道でも最も古い名物に数えられる十団子。今では家の軒につるされる姿のものとなり、厄除けの力は伝えられている。


お茶/タケノコ・しいたけ/

名産品
トップページ